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杏也（キョウヤ）
日生杏也。１１歳の少年。
同級生と比べてかなり荒んだ生活をしていた上に、祖父が金に困った結果、質の悪いサラ金に金を借りてしまっていたことが発覚。
父は返しても返しても増えていく借金を苦に数年前に自殺。祖父も酒の所為で一ヶ月前、体を壊して他界。
突然、他に身寄りが無い状態になってしまうが幼少期にいなくなった母親が生きているとの情報をこっそり聞き、母を探す為に奮闘する。
しかしそれを邪魔するかのようにサラ金の取り立てのチンピラと毎日追いかけっこをしている。
チンピラに追われている途中、ひょんなことから裏路地で巷で噂のアイドル「チガヤ」とぶつかるのだが……？
CV.

 

 

 

Character

 

茅（チガヤ）
神夏磯 茅。１６歳。
「ミステリアスな巨乳美少女」ということで有名になった人気アイドル。信者(ドルオタ)が多く、愛称は「ちーさま」。
TV等ではトーク等の自らの発言を最低限に絞っている為に、その正体は謎に包まれている。

よく街中を変装もせずに歩いているので結構目撃されているが、スキャンダルになるようなことは一切ないという強者。
有害なブスと男子全般に対してあらゆる意味で容赦ない。
撮影に向かう途中の道をショートカットしようとして路地に入ったところ、杏也とぶつかる。この出会いが、彼の未来を大きく変えることになる。

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薺（ナズナ）
雪白 薺。１５歳。
茅の唯一とも呼べる友人で、小柄で大人しい性格の女の子。
家はお金持ちで黒髪色白、更にその愛らしい容姿から「白雪姫」と呼ばれている。
また、男女問わずに人を惹き付ける不思議な体質を持っており、その体質の所為で二重人格になってしまった。
以前は暴走気味だったその体質も、現在は上手く付き合えるようになり穏やかに暮らしている。
杏也の母親を知っているらしく、杏也の運命を左右するカギを握る一人。

聖とは恋人同士であり、共に寮暮らしをしている。

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桃子（モモコ）
日生桃子。３５歳。
杏也が探している彼の実の母親、杏也が小さい時に突然消えていたらしい。
年齢相応の容姿ではあるが、美人。
長く息子と離れて暮らしていたにも関わらず母親らしい包容力と、毅然とした落ち着きがある物静かな人。
とある理由から口数が少なくなっている。
CV.

 

 

社長（シャチョウ）
神夏磯 晴久。
茅の所属する「グラースプロダクション」という小さな芸能事務所の社長をしている男性。
正式な手続きを行っているわけではないが、一応茅の養父扱い。
普段から傍若無人極まりない茅を遠目から暖かく見守っているが、些細な変化にもよく気づく優しい人。
茅の態度が最低極まりなかろうと、突拍子もないことをしでかそうと怒らず投げず真摯に対応するというプロの技を持っている。
事務所の企画で探していた人材を茅が連れてきたことにより、あっさり協力を承諾するというお人好し。
CV.

 

 

マネージャー（ - ）
花井 銀也。
茅のマネージャーでスタイリストと衣装のデザイン・製作をしている。
見た目はキレイな妙齢の女性なのだが、実は子持ちで40半ばという奇跡の男性。
口調が完全にオカマで、一人称も「アタシ」ではあるが特に女装をしているわけではない。
綺麗なものにはあらゆる意味で完璧性を求める為、美人がダサい服を着ている等が許せない様子。
社長とは旧知の仲で、事務所ではお母さん(社員全否定)のようなポジションだがお節介な性格的にはぴったりかもしれない。
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莢（サヤカ）
倖月 莢。２０歳。
茅と同じく幼少期から活動をしているが、こちらはキッズモデル出身で現在もファッション雑誌等で活躍している先輩。
短気で躾は拳派だが面倒見は良いらしく茅のことは妹のように思っているが、彼の影響で御転婆になっている節がある。
茅が連れて来たものの、撮影については自分の専門ではないとノウハウは彼から学べと杏也を押し付けられる。
最初は仕方なしに杏也に指導するが、真面目に頑張る姿を見て、放っておけないと思ったのか真剣に対応するように。
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聖（ヒジリ）

楠木 聖。１７歳。

英国で１２年間育った後、日本に戻ってきたという帰国子女。まだ時々言葉がぎこちなくなることがある。

見た目は完全に日本人ではあるのだが言動は完全に英国紳士のそれ。

最初は薺の体質に惹き寄せられるも、その体質の緩和に協力した後、改めて彼女に惹かれて結ばれることに。

しかし茅からは一悶着あって嫌われており未だに「泥棒猫」と呼ばれたりもする。

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苺（イチゴ）

筒賀 苺。１１歳。

杏也の同級生。「男子が言う五年生で一番可愛いマドンナ」らしい。

学校に突然来なくなった杏也を心配し、ほとんど縁のない隣町まで追っかけてきた。

以前から杏也にたくさんアピールしているものの、なかなか報われることが無い様子。

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チンピラ
20代～40代くらい。
実はたくさんいる。杏也を探しており、大人げなく追い掛け回している。
頭が悪い連中が多いのか、何処か行動が間抜け。
茅にもしてやられたことから、物語冒頭で杏也の足取りを掴めなくなる。
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社員
20代～30代くらい。
神夏磯社長の事務所の社員さんたち。
こじんまりとした事務所なのでそもそもの人数は余り多くは無い。
アイドル、モデル等で活躍している所属のタレント達を（ニヤニヤしながら）見守っている気の良い人たち。

CV.